1800〜1809年の出来事

江戸時代

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1800〜1809年の主な出来事

世界22

  • 1802年フランスとイギリスの間でアミアンの和約が調印される(3月27日に署名完了。イギリスが旧オランダ領のセイロン島や旧スペイン領のトリニダード島の領有を認められる一方、フランスはエジプトから撤兵。第二次対仏大同盟が実質的に崩壊し、ヨーロッパに一時的な平和が到来)。
  • 1803年米仏間でルイジアナ買収条約調印(実効調印は5月2日)。ハイチ革命や英との対立で資金難のナポレオンから、トーマス・ジェファーソン政権がミシシッピ川以西のフランス領ルイジアナを1500万ドルで買収。領土が約2倍に拡大。
  • 1803年第二次マラーター戦争が開戦(〜1805年)。アーサー・ウェルズリー率いるイギリス東インド会社軍がアフマドナガルを攻略し、デカン高原へ進出。
  • 1803年ハイチ革命:ヴェルティエールの戦い。ジャン=ジャック・デサリーヌ率いる黒人解放軍がフランス軍を撃破。フランス軍はサン=ドマングから全面撤退を余儀なくされ、翌1804年1月1日のハイチ独立宣言(世界初の黒人共和国誕生)を決定づける。
  • 1804年ハイチがフランスからの独立を宣言。トゥサン・ルヴェルチュールらが指導したハイチ革命を経て成立したラテンアメリカ最初の独立国であり、世界初の黒人による共和国(初代総督・のちに皇帝:ジャン=ジャック・デサリーヌ)。
  • 1804年ジョージア・アゼルバイジャンの支配権をめぐり、ロシア帝国とガージャール朝(イラン)の間でロシア・ペルシャ戦争が勃発(1813年にロシア優位のゴレスターン条約で終結)。
  • 1805年イギリス(首相小ピット)とロシア帝国がサンクトペテルブルク協定を締結し、第三次対仏大同盟を結成(8月にオーストリア、10月にスウェーデンが合流)。
  • 1806年ナポレオン戦争に乗じ、イギリス軍がバタヴィア共和国領ケープ植民地に侵攻してオランダ軍を撃破(ブレウベルグの戦い)。1月18日の降伏協定を経てイギリス領ケープ植民地を再占領。
  • 1806年ライン同盟成立に危機感を強めたプロイセンが、イギリス・ロシア・スウェーデンとともに第四次対仏大同盟を結成(10月9日にプロイセンがフランスに宣戦布告)。
  • 1806年ロシア帝国とオスマン帝国の間で露土戦争 (1806年-1812年)(第3次露土戦争)が開戦。オスマン帝国が海峡通航権制限やモルダヴィア・ワラキア両公の親露派総督(ゴスポダーリ)を罷免したことに対し、ロシア軍が両公国に進駐。1812年のブカレスト条約(ロシアのベッサラビア獲得)まで続く。
  • 1807年フリートラントの戦い。フランス軍がロシア軍を破り、第四次対仏大同盟が崩壊。
  • 1807年仏露・仏普がティルジットの和約を締結。
  • 1808年第二次ロシア・スウェーデン戦争が勃発。ロシア軍がスウェーデン領フィンランドに侵攻(翌年ロシアが勝利し、フィンランド大公国が成立)。
  • 1808年マドリード市民がフランス占領軍に蜂起(5月2日蜂起、イベリア半島戦争の勃発。ゴヤの絵画の題材)。
  • 1809年ロシアとスウェーデンがフレデリクスハムンの和約を締結(ロシアがフィンランド大公国を獲得し、スウェーデンは大陸封鎖令に参加)。

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日本20

  • 1800年幕府天文方高橋至時に師事した56歳の伊能忠敬が、幕府の許可を得て蝦夷地の測量に出発(以後17年間にわたり計10回実施された日本全国沿海測量の端緒)。
  • 1801年日本で辛酉革命説に基づき「享和」に改元。
  • 1803年小野蘭山が『本草綱目啓蒙』を刊行開始(全48巻)。明の李時珍『本草綱目』を基礎とした日本本草学の集大成。
  • 1804年甲子革令に基づき享和から改元して文化元年となる。
  • 1804年寛政の改革以降の江戸幕府による出版統制に基づき、浮世絵師の喜多川歌麿が『太閤記』を題材とした『太閤五妻洛東遊観之図』等の錦絵を出版した罪(武家を卑俗に描いた罪)で手鎖50日の処罰を受ける。
  • 1804年日本で象潟地震が起こる。
  • 1804年紀伊国の蘭方医・華岡青洲が、薬草を調合した麻酔薬「通仙散」を用い、世界初となる全身麻酔下での乳癌摘出手術に成功。
  • 1805年日付不明(文化2年6月勘定所伺出・9月設置通達) - 江戸幕府が関東取締出役(八州廻り)を設置。農村荒廃・無宿人対策として、天領・旗本領・大名領・寺社領の管轄区分を越えて関八州全域で広域警察権を行使。
  • 1806年ライン同盟結成と帝国議会崩壊を受け、神聖ローマ皇帝フランツ2世が帝冠を放棄して退位を宣言。962年のオットー1世戴冠以来、約840年続いた神聖ローマ帝国が正式に消滅・解体する(皇帝は1804年にすでに自ら創設・即位していたオーストリア皇帝フランツ1世としての称号のみを維持)。
  • 1806年江戸幕府が異国船に対する文化の薪水給与令を発令。ロシア帝国使節ニコライ・レザノフの長崎退去(1805年)以降激化する北方での緊張を受け、遭難船や補給を求める異国船に薪水・食料を与えて穏便に退去させる方針をとる。
  • 1806年江戸市中の広範囲(芝・京橋・日本橋・神田・浅草など)を焼失する文化の大火が発生。幕府は被災民救済のため御救小屋の開設や施米を実施。
  • 1807年江戸幕府が西蝦夷地を直轄化(全蝦夷地の幕府直轄化完了)。松前藩主松前章広を陸奥国梁川藩へ転封。
  • 1807年曲亭馬琴作・葛飾北斎画の読本『椿説弓張月』が刊行開始(〜1811年)。
  • 1808年前年の文化露寇を受けた幕命により、間宮林蔵と松田伝十郎が宗谷から樺太の第1次探検に出発。松田が西海岸を北上して樺太が島であることを確認した。間宮は同年秋に第2次探検に出発。
  • 1809年江戸幕府の大学頭林述斎らが、将軍徳川家斉の命で『徳川実紀』の編纂を開始(1843年完成)。

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北米9

  • 1800年アメリカ合衆国大統領ジョン・アダムズが議会移転法案に署名し、新首都ワシントンへの移転準備とともにアメリカ議会図書館が設立される。
  • 1800年1800年アメリカ合衆国大統領選挙: 一般投票が終了(開票および下院決選投票を経て翌年2月に民主共和党のトーマス・ジェファーソンが当選)。連邦派から民主共和党への合衆国史上初の平和的政権交代が実現。
  • 1801年第一次バーバリ戦争(トリポリ戦争)勃発。北アフリカの海賊取締りを巡りトリポリがアメリカ合衆国に宣戦布告(合衆国が独立後、西半球外で展開した初の対外戦争)。
  • 1803年米最高裁判所長官ジョン・マーシャルがマーベリー対マディソン事件で判決。連邦議会法に対する違憲審査制を確立し、司法権の独立と憲法の最高法規性を定着させる。
  • 1804年アメリカ合衆国で、前年のルイジアナ買収に伴い派遣されたルイス・クラーク探検隊がセントルイス近郊を出発。太平洋を目指す北米大陸横断探検を開始。
  • 1804年アメリカ合衆国で、連邦党の指導者で初代財務長官のアレクサンダー・ハミルトンと、現職副大統領アーロン・バーが決闘を行う(ハミルトンは重傷を負い翌日死亡)。
  • 1807年アメリカ合衆国でトーマス・ジェファーソン大統領により通商禁止法が制定される(英仏の海上封鎖に対抗)。
  • 1808年1808年アメリカ合衆国大統領選挙で、民主共和党のジェームズ・マディソンが第4代大統領に当選。
  • 1809年マディソンが第4代アメリカ合衆国大統領に就任(対英通商摩擦が激化し米英戦争へ向かう)。

ヨーロッパ43

  • 1800年フランス革命戦争(第二次対仏大同盟): マレンゴの戦いでナポレオン率いるフランス軍がオーストリア軍に逆転勝利。
  • 1800年イギリス議会で合同法が国王裁可を受ける(アイルランド反乱鎮圧を受け、8月1日にはアイルランド議会でも可決。翌年1月1日に施行されアイルランド王国を併合、「グレートブリテン及びアイルランド連合王国」が成立)。
  • 1801年リュネヴィルの和約締結。フランスとオーストリアが講和しライン川左岸の割譲を承認、第二次対仏大同盟が事実上崩壊。
  • 1803年神聖ローマ帝国で帝国代表者会議主要決議を採択。リュネヴィルの和約(1801年)に伴うライン左岸喪失の補償として教会領没収(世俗化)や小領邦統合(陪臣化)を実施。
  • 1804年『フランス民法典』(ナポレオン法典)が公布。法の下の平等、私的所有権の絶対、契約の自由など近代市民社会の法秩序の基盤を確立。
  • 1805年ナポレオン戦争・ウルム戦役: ウルムの戦い。ナポレオン率いる大陸軍がオーストリア軍主力を包囲し降伏協定に調印。
  • 1805年ナポレオン戦争: トラファルガーの海戦。ネルソン提督率いるイギリス海軍がヴィルヌーヴ率いるフランス・スペイン連合艦隊を撃破(ネルソンは旗艦ヴィクトリー上で戦死)。ナポレオンはすでに8月時点で英本土上陸を断念し軍を東進させていたが、この敗戦により制海権掌握と将来の上陸企図が完全に潰滅、イギリスの海上覇権が確定。
  • 1805年ナポレオン戦争: フランス帝国とオーストリア帝国の間でプレスブルクの和約締結。オーストリアがヴェネツィア(イタリア王国へ編入)やチロル(バイエルンへ割譲)を喪失して第3次対仏大同盟から脱落。
  • 1806年前年のアウステルリッツの戦いでのフランス軍勝利とプレスブルクの和約の規定に基づき、親仏同盟を結んでいたバイエルン選帝侯国がバイエルン王国へ、ヴュルテンベルク公国がヴュルテンベルク王国へそれぞれ昇格を宣言(マクシミリアン1世およびフリードリヒ1世が即位)。
  • 1806年イエナ・アウエルシュタットの戦い。フランス軍がブラウンシュヴァイク公率いるプロイセン・ザクセン連合軍を壊滅させる。
  • 1807年イギリスで奴隷貿易廃止法成立。ウィリアム・ウィルバーフォースらの運動により大英帝国圏内の奴隷貿易が禁止。
  • 1808年ナポレオンが兄のジョゼフ・ボナパルトをスペイン国王に即位させる。これに対し各地でゲリラ戦が頻発し、イスパノアメリカ植民地でもクリオーリョが自治組織(フンタ)を結成、ラテンアメリカ独立戦争が本格化する。
  • 1809年イギリスとオーストリアが第5次対仏大同盟を結成。
  • 1809年ヴァグラムの戦い。フランス軍がオーストリア軍を破り、第5次対仏大同盟を崩壊させる。
  • 1809年フランス・オーストリア間でシェーンブルンの和約締結(オーストリアがイリリア州などを割譲し大陸封鎖令に参加)。

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ソ連・ロシア2

  • 1801年ロシア皇帝パーヴェル1世がクーデタで暗殺され、アレクサンドル1世が即位。
  • 1808年ナポレオンとロシア皇帝アレクサンドル1世がエアフルト会議を開催(10月14日まで。大陸封鎖令順守を確認するも対立が表面化)。

アジア3

  • 1802年ベトナムのフエで阮福暎が皇帝(嘉隆帝)に即位し、阮朝を創始(7月にはハノイを制圧して西山朝を滅ぼし、南北ベトナム統一を達成)。
  • 1803年第二次マラーター戦争:アッサイエの戦い。アーサー・ウェルズリー率いる英印連合軍がマラーター連合軍を撃破。
  • 1803年ベトナム(阮朝) - 前年に西山朝を滅ぼしてベトナムを再統一した阮朝の初代皇帝嘉隆帝が、清の嘉慶帝に使節を派遣して「南越」の国号承認を要請。清側は古代の「南越国」との混同を避けるため順序を逆転させた「越南」の国号を提案・決定。

中南米1

  • 1806年ラテンアメリカ独立運動の先駆者フランシスコ・デ・ミランダが、祖国解放のため義勇軍を率いてベネズエラ北西部のコロに上陸。蜂起自体は失敗に終わるものの、彼が掲げた黄・青・赤の旗はのちの大コロンビアやベネズエラ・コロンビア・エクアドルの国旗の原型となる。